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ビジネスの継続や成長において、新規顧客の獲得はどんなビジネスでも必要不可欠です。その新規顧客開拓を支える「サードパーティーデータ」をご存知でしょうか。今回はマーケティングに必要不可欠といわれる「サードパーティーデータ」についてご紹介します。アメリカでの新規顧客開拓の施策やマーケティング活動にぜひお役立てください。 

目次 

  1. サードパーティーデータとは 
  2. その他のデータとの違い 
  3. サードパーティーデータの活用と特徴 
  4. サードパーティデータのEメール反応率 

 

1. サードパーティーデータ(3rd Party Data)とは

 サードパーティーデータとは、国勢調査の統計データや市場調査、ウェブサイト、SNSなど、様々なソースから集められたデータのことをいいます。主にデータ収集を専門とする事業者(データアグリゲータ)によってサードパーティーデータは集められ、それらのデータは事業者から購入することで使用可能です。データの収集方法は様々で、一般的にはウェブサイト上の情報を収集するウェブクローリングによってデータ収集されるのがほとんどですが、事業者によっては電話での確認作業が行われている為、データの質も事業者によって様々です。 

 

2. その他のデータとの違い

 サードパーティーデータの他に、ファーストパーティーデータ(1st Party Data)、セカンドパーティーデータ(2nd Party Data)が存在します。ファーストパーティデータとは、ニュースレターや購入履歴など、自社のチャネルで収集した自社データのことをいい、セカンドパーティーデータとは、他社のファーストパーティーデータのことをいいます。これらデータは、企業側から顧客に働きかけて収集したデータとなりますが、顧客自らの興味関心や嗜好を共有するゼロパーティデータへの関心も近年高まりをみせているようです。 

 

3. サードパーティーデータの特徴と活用

 サードパーティーデータの特徴はなんといってもデータ量が膨大であるということです。サードパーティーデータの活用は多岐にわたります。 

  • 新規顧客獲得:自社データであるファーストパーティーデータは、自社の商品・サービスを利用している既存顧客となる為、新規顧客獲得を目的とするならばサードパーティーリストの活用が重要だといわれています。サードパーティーデータには、自社の商品・サービスを未だ知らない見込み顧客がたくさん含まれている為、将来顧客となる可能性のありそうな人に対して広範囲にアプローチすることができます。また、自社データを基に、似た分類のデータを作成(データモデリング)することで効率よく見込み顧客にアプローチも可能です。 

  • 名寄せ:自社データの鮮度を保ったりデータ分析の精度を上げる為にサードパーティーデータと照合して名寄せを行う活用法もあります。弊社のパートナー企業、インフォグループによると「年間で80%のビジネスデータ、20%の消費者データの変更が発生している」といわれています。貴重な自社顧客を維持・管理する為にサードパーティーデータは欠かせない存在となっているようです。 

  • プロファイリング:自社データとサードパーティーデータと照合し、自社が不足しているEメール、電話、住所、性別、年齢などのデモグラフィックや趣味趣向といったライフスタイルデータを補完します。顧客インサイトの理解に繋がり、顧客ロイヤルティや顧客戦略に役立つ情報が取得できるでしょう。 

4. サードパーティデータのEメール反応率

 ファーストパーティーデータを取り扱うEメール配信サービスのMailChimpによると「ファーストパーティーデータの平均開封率は21.33%、クリック率は2.62%(B2B、B2C)」だといわれています。一方でサードパーティーデータ(パートナー調べ)の平均開封率は5〜12%(B2B)、3〜4%(B2C)、クリック率は0.25%〜1%(B2B)、0.25%〜2%(B2C)といわれています。広範囲にリーチができるサードパーティーデータですが、ファーストパーティーデータと比べるとやはり反応率は劣ります。加えて、主な事業者はデータクローリングでデータ収集している為、サードパーティーデータの信憑性や精度も事業者によって様々です。従って、サードパーティーデータを活用する際は、データ収集方法とデータ更新頻度を事前に事業者に確認することをお勧めします。 

 サードパーティーデータの反応率の要因は一概に言い切れず、ターゲティングやメッセージの関連性、コンテンツ、件名、デザイン、オファー、配信のタイミングなど、様々な要素で反応率は変動します。また、デジタル広告やDM広告などを連動(マルチチャネルマーケティング)させることで、開封率やクリック率の向上も図ることが可能です。 

  

 とにかく豊富なデータを抱えるサードパーティーデータは、その情報量の広さと深さから既存顧客、新規顧客へのマーケティングにおいて必要不可欠なデータとなっています。皆様のマーケティング強化にサードパーティーデータを生かしてみてはいかがでしょうか。